パリで最も有名なカフェのひとつに数えられるレ・ドゥー・マゴ。教会のあるサンジェルマン・デプレ広場に整然と並べられたカフェテーブルと椅子は、パリ左岸の風景のひとつとして、なくてはならない存在です。レ・ドゥー・マゴの歴史は1812年まで遡ります。当初は現在のデパートにあたるMagasin
de Nouveautesと呼ばれる商店として栄えました。1885年にカフェとして生まれ変わった後は、リンボーやマラルメ、ヴェルレーヌをはじめ、ピカソ、ヘミングウェー、プレヴェール、サルトル、ボーヴォワールといったパリ芸術の一時代を築いたアーティスト達が集うサロンとしてその名を馳せました。1933年に設立されたレ・ドゥー・マゴ賞は、現在も権威ある文学賞として、毎年受賞者の発表に注目が集まります。